どうも、みなさん!「超転勤族」やまちゃんちのパパ、もってぃです。

就活や転職中の方に、転勤の多い企業で働くことについての体験談を話すよ!
転勤のある企業に就職・転職を考えている人
初めての転勤を控えて不安な人
転勤族の生活に興味がある人
では、いきましょう。
まず、やまちゃんちがどれほどの転勤族であるかを簡単に説明します。
私は、2015年に新卒で全国転勤のある民間企業に就職しました。
それ以降、2021年現在までの7年間に、計5回の転勤、7回の引っ越しを経験しています。
転勤族の中でも、かなり転勤が多い方です。
そんな私が、転勤族として働くことはどういうことなのか、メリットやデメリットは何なのか、
実際に経験したことをご紹介したいと思います。
これまでに住んだ土地などは、自己紹介の記事で紹介しています。
興味があればご覧ください。
では、転勤族について見ていきましょう。



転勤族とはなにか。
簡単に言えば
全国・世界各地に支社や支店があり、異動に伴って各地で働く可能性がある人
です。一般的には、以下のような業種は転勤が多いとされます。
- 銀行
- 商社
- 官公庁
- メーカー
- 新聞社・通信社
企業の規模にもよりますが、以上の業種は、基本的には全国各地に人を配置して成り立つビジネスです。
このため、入社後は配属に伴って全国各地を転々とすることになります。
もちろん、大企業ではなくても、東京、大阪、名古屋などの各都市部に支社を置いている中小企業もあります。
ただ、大企業に比べると転勤の回数も少ないため、「転勤族」というイメージとは違うかもしれません。



では、実際にはどの程度の転勤があるのでしょうか。
企業や時折の事情で左右されるので一概に言いにくいですが、
2~5年に一回は転勤があります。
私の場合は、7年で5回なので、およそ1年半に1回は転勤している計算になります。
家庭の都合で転勤の頻度が少なくなるかというと、そんなこともありません。
ただ、企業によっては内規で「家族の看病」「子どもの進学」などを理由に一時的に転勤を免除してくれる企業もあります。私の勤める会社は、一応そんな制度もあります。
ただ、入社前にそこまで確認するのは難しいため、
ある程度の覚悟を持っておく必要があります。



住めます。
もちろん、都市部に支社や支店をその企業が置いている場合です。
私は7年のうち、大阪に2年勤務しました。
ただ、都市部の支社や支店は、人が多い分ビジネスチャンスも多い場所です。
私が勤める企業では、都市部以外の地方を5年ほどかけて2、3か所経験した後、
都市部の支社に配属されるという暗黙のルールがあります。
ある程度仕事を覚え、経験も積んだ人が都市部で働くわけですね。
もちろん、仕事がめちゃくちゃできるからずっと都市部にいる、ということもありません。
むしろ、優秀な人ほど元気がない地方支社へ着火剤として送り込まれたり、
新人教育のため地方で管理職になったりするケースが多いです。



では、実際に転勤族として生活して感じたメリットやデメリットを紹介していきます。
まずはメリットから見ていきます。
新しい場所・人との出会い



私が最も転勤族でよかったと思うのは、短いスパンで新しい場所に住めることです。
京都や北海道、沖縄のように有名な観光地なら、「行きたい」と思って旅行に行くことはよくあります。
ただ、転勤というのは「行きたい」と思ってる場所に必ずしも行けるわけではありません。
「行ってみよう」と思ったことすらない都道府県に行くこともあるわけです。
私の場合は、福井県がそれにあたりました(福井県の人、ごめんなさい)。
ただ、「行きたい」と思っていない場所に行くことは、非常に良い刺激になります。
これまで想像したこともない土地で、いろんな人に囲まれて生活することになるわけです。
スーパーに並んでいるお菓子や魚、お酒の種類も全然違います。
自分が住み慣れている土地に生きるのも心地よいものですが、
これまで全く知らなかった新しいことにどんどん出会えるのは、転勤族ならではの経験です。
転勤に伴う手当



一気に現実的な話です。
企業にもよりますが、転勤の際は手当が出ます。
私が勤める会社の場合は、1回の転勤で40万円ほどの手当が出ます。交通費込みです。
転勤者に対する手間賃のようにも取れますが、実際は引っ越し時にかかる費用の補填です。
退去時にクリーニング代をとられることもありますし、新しい家の間取りに合わせて家電を買い替える必要が出てくることもあります。
必ずしも手当だけですべてを賄えない必要があるのが玉に瑕(きず)ですが、
きちんと出費を抑えることができれば貯金や投資に回せるまとまった元金がもらえます。
社内の人間関係



社会人になると、必ず「自分とは合わないな」という人と一緒に仕事をする場面が出てきます。
転勤のある企業では、そんな人と一緒に仕事をする期間が短いため、社内の人間関係に悩むことが少なくなります。
相手もこちらも、短いスパンで転勤するわけですからね。
頻繁に人が入れ替わる分、面倒な人間関係も発生しにくいです。
もちろん、転勤のない企業でも部署間の異動などで嫌いな人と離れることができます。
ただし、その場合は同じ会社の別の部署に嫌いな人がいるわけです。
ちょっとしたことでその人を見かけたり、噂を聞いたりすることになります。
ですが、転勤族の場合はそもそも物理的に距離が離れます。
よほどのことがなければ会話もなければ、噂さえ聞くことはありません。
非常に精神状態を良好に保つことができます。



ただ、転勤族になって「ちょっと嫌だな」と思うことももちろんあります。
一つずつ、デメリットを紹介していきます。
1か所に長くいられない



気に入った土地があっても、そこに長くいられません。
もちろん、マイホームなどを経てて、自分の人生の拠点を作ることはできます。
ただし、家を建てた後も転勤からは逃げられません。
結局は、単身赴任や家族帯同の形で各地を回ることになります。
友人関係が薄くなりがち



メリットで紹介した「社内の人間関係」の裏返しです。
社内で非常に馬が合う友人ができても、短期間でバラバラになります。
転勤先の土地でできた友人も同じです。
今でこそSNSでつながることはできますが、どうしても一緒に遊んだり、食事に行ったりする機会が少なくなります。
よほど友人関係の維持を意識しない限り、転勤ごとに友人関係がリセットされてしまいます。
ただし、自分の学生時代や地元の友人など、長く続いている友人関係はそうそう崩れません。
ライフプランを立てにくい



転勤族最大のデメリットです。
人生には、大きなイベントがいくつもあります。
結婚、出産、子育て、子どもの進学、マイホーム購入・・・
これらのイベントは、いつ起こるか分かりません。
勤務地が一か所に定まっているなら、分からないのはイベントが起きるタイミングだけです。
転勤族の場合は、イベントが起きる場所も予想がつきません。
そのため、特に子どもの進学やマイホーム購入など、
長期間その土地にいることが前提になっているイベントについては、事前の計画を立てられません。
やまちゃんちも、1歳の娘(2021年現在)がいます。
現時点では、どのタイミングで保育・幼稚園に入れるかの予定を立てられていないのが現状です。



ここまで、転勤族として暮らすメリットとデメリットをみてきました。
それをもとに、どんな人が転勤族に向いているのかを考えます。
新しい環境に身を置くのが好きな人
様々な土地で暮らしてみたい人
人間関係にストレスを感じがちな人
簡単に言ってしまえば、先に挙げたメリットに惹かれる人です。
転勤族は、2~5年ほどのスパンで新しい土地、新しい人間関係での生活を送ることになります。
そのことを楽しむことができる人は、転勤族に向いています。
逆に、転勤族に向いていない人もいます。
地元を離れたくない人
同じ場所で暮らし、濃い人間関係の中にいたい人
周りの環境が変わることにストレスを感じる人
周りの環境が変わる、というのはイメージがわきにくいかもしれません。
個人的に、転勤直後は以下のような感覚があります。
- 小学校から中学校、中学校から高校、高校から大学へ進学したとき
- 学校でのクラス替え直後
これまで仲良くしていたクラスメートや友達と離れ離れになって、左右が知らない人になっている感覚ですね。
このとき、楽しく生活できた人は転勤族に向いていて、
逆にストレスを感じていた人は向いていないかもしれません。



ここまで色々書いてきましたが、
転勤族として7年過ごしてきた私からのメッセージを最後にお伝えします。
断言します。
転勤族は楽しいです。
デメリットの項でもお伝えした通り、もちろん転勤族として暮らすと困ることも多くあります。
ですが、それ以上に楽しいことや感動することがたくさんあります。
私は、人生で一回も「行きたい」と思ったことがない福井県に転勤したとき、これまで福井県を知らなかったことを後悔しました。
お米がうまい。回転寿司が東京の回らないお寿司並みにおいしい。スーパーでめちゃくちゃおいしい油揚げが売ってる。冬はこたつで水ようかんを食べる・・・
数えたらキリがありませんが、実際にその土地に住まないと一生知らないままだったであろうことにいくつも気づくことができました。
こんな経験を働きながらできるのは、転勤族ならではのことです。
もし、転勤が不安な就活生や転職を考えている方がこの記事を読んでくださっているなら、
私は「ぜひ転勤族になりましょう」と言いたいです。
きっと、これまでにないたくさんの経験ができるはずです。頑張ってください。
それでは、今回はこの辺で。ありがとうございました!