公開添削記事の性質上、ご依頼のあったブログから文章を引用をすることが多々あります。
ですが、ブログ管理者様が添削・アドバイスを受け、記事の中身をリライトしている場合があります。
このため、必ずしも引用元の文と当記事内の表現が一致しないこともあることをご承知おきください。
では、今度は情報のまとめ方について見ていきます。
まついさんの情報のまとめ方については、以下のような課題が挙げられます。
- リード文では「共感」と「要約」を意識してみよう
- 最低限の情報はまとまっている。まついさんにしか書けない情報を入れるともっと良いかも
では、細かく見ていきます。
リード文に盛り込むべき情報について考えましょう。
リード文に必要とされる要素は、ざっくり言うと次の2点です。
- 読者の共感
- 記事内容の要約
これについては、両方盛り込む必要も、バランスをとる必要もありません。
記事の性質や読者像(ペルソナ)から大事な要素を考えればOKです。
ペルソナって何?という人は、関連記事をお読みください。
ブログ記事を書く前に!読者像(ペルソナ)設定の重要さを意識しよう
今回のような、読者の悩みに答える記事の場合、優先すべきなのは「読者の共感」です。
悩みを抱える読者は、当然ですが「私の悩みを解決してくれそうな記事」を探して検索エンジンで色々と調べている訳です。
ですから、リード文に「私の悩みを解決してくれそう!」という共感部分を作っておくことが、記事本文まで読み進めてもらうのに重要になってくる訳です。
記事内容の要約もあるにこしたことがないので可能なら入れますが、読者の共感よりは優先度が落ちます。
このように、読者の視点に立った時に、リード文のどちらの要素を重視するか、考える習慣をつけてみてください。
それだけで、かなりリード文の書き方が変わってきます。
ちなみに、ハウツー記事や解説記事の場合は、要約の方が大事になるよ!
こういう記事の読者は明確に答えを求めているわけだから、リード文できちんと本文の内容を要約しておくのがベターな訳だね。
文章の書き方のクセでも説明した、「感情的な言葉」にも関係します。
今回の体験談を書く前に、どんなことがあったか振り返った上で記事を書きましたか?
完全に想像ですが、記事を書きながら体験を思い出して書いている印象を受けます。
こうした情報のまとめ方は、文章を書いているその時折の感情や、文章の盛り上がりに影響を受けます。
淡々とした文章を書いていたら、淡々とした記憶を、
怒りに満ちた文章なら、めちゃくちゃ怒った記憶を思い出しやすいです。
まついさんの場合は、淡々と簡潔に文章を書けているので、体験を振り返った時に淡々とした記憶(情報)が出てきやすいわけですね。
メッチャもったいないよ!
体験談というのは、その人にしかわからない情報の宝庫です。
今回の記事で言うと、
- フキハラを受けると、どんな精神状態になるのか
- フキハラを受けながら、実際はどんな風に仕事をこなしたのか
- 仕事を辞める時、どんな理由で辞職を伝えたのか
こういった情報ですね。
これは、当事者にしか分からないことです。
こういった情報を、きちんと感情を乗せた言葉で伝えられれば、ぐっと記事に深みが出ます。
そのために、一度本文を書き始める前に、自分の体験について深く掘り下げる習慣をつけてみてください。
そして、強烈に覚えているエピソードや感情、自分の言葉は極力そのまま記事の中に取り入れてみてください。
文章を書く前なら、文のトーンや書いている時の感情に影響を受けず、自分のリアルな言葉を整理することができるわけですね。
このステップを足すだけで、淡々とした文章のリズムに左右されることなく、まついさんにしか書けない熱量のある情報を書けるようになります。
ぜひ、お試しあれ。
もしこの記事をリライトするなら、という視点でのアドバイスになります。
私がおすすめしたいのは、徹底して読者の共感を軸にすることです。
この記事の中で繰り返しお伝えしているように、まついさんの文章は非常に簡潔にまとまっていて、読みやすい文章です。
一方、淡々とした言葉選びや、あっさりした場面描写がある関係で、どことなく共感しづらい文章になっています。
ハウツーや解説記事ならそれでも良いかもしれませんが、今回の記事は違いますよね。
悩んでいる読者に「あ、私も同じことで悩んでる」「この人と同じことをすれば、悩みがなくなるかも」と思ってもらうのが一番重要です。
ですから、簡潔な文章をベースにしつつ、まついさんが特に読者に伝えたいと思う部分について、「どうすれば読者に共感してもらえるか」と考えながらリライトしてみてはいかがでしょうか。
具体的には、次のようなステップを踏むとやりやすいはずです。
- 自分の過去の経験を改めて思い出す
- それを元に、一番辛かったり、悩んだりした部分をいくつかピックアップする
- その部分を、読者に共感してもらえるように具体的に書いてみる
ぜひ、お試し下さい。
いかがだったでしょうか。
「まついの日常」の文章は簡潔さ、読みやすさを兼ねそなえている一方で、リード文というわかりやすい弱点がありました。
そのため、公開添削のほとんどがリード文に関係する内容だったと思います。
でも、リード文が得意!って胸を張れる人、いる?
私もぶっちゃけ苦手だよ。
ブログだけじゃなく、新聞記事でもリード文を書くのが一番難しいと思っています。
なかなか簡単に書ける部分じゃないからこそ、努力の有無がはっきり見える部分でもあるので、きちんと手を抜かずに書くようにしましょう。
また、個人的にまついさんに強みを感じている部分があります。
シングルマザーという立場です。
2016年時点で、母子家庭は国内に約120万世帯いると推計されています。ちなみに、父子家庭は約18万世帯です。
同じ年の日本の世帯数は5340万。圧倒的に少数派です。
少数派というのは、少数派というだけでも情報が共有されなかったり、コミュニティが作りにくかったりするのが常です。
父がいない、母がいない世帯の悩みは当事者じゃないとわからない。
ですから、まついさん自身のシングルマザーとしての経験をブログで発信することは、同じシングルマザーの助けになるんじゃないかと思っています。
子どもを育てるのにどういう所を気をつけるのか、保育園選びはどうするのか、普段の家事育児はどうやって回すのか。
正直、私では想像できません。
そういった等身大のシングルマザー世帯の現状や悩み、その解決方法を発信できるのは、まついさんの強みだと思います。
もちろん、競合もたくさんいる分野ですし、まついさん個人の思いもある話なので、あくまでもご参考の話です。
ただ、個人的には、個人の生い立ちは立派な強みとして前向きにとらえていいと思っています。
楽しくブログ、やっていきましょう。
以上、ブログ記事公開添削でした。
この添削サービスは、ココナラで絶賛受け付け中です。
基本は公開ではなく、ワードデータでのやりとりになるので、他の人に添削を見られたくない人でも安心です。
もし、より詳しくこのサービスについて知りたかったり、ココナラ初利用限定のお得なサービス購入法を知りたかったりする人は、こちらの記事をご覧下さい。
新聞記者のブログ記事添削!! ココナラで新サービス始めました
みなさまのご利用、お待ちしております。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで、ありがとうございました!!