どうもみなさん!やまちゃんちのパパこと、もってぃです。
突然ですがアタナは、いくらお小遣いをもらっていますか?
結構家庭によって差が出るところですよね。
共働きなら、そもそも夫婦が別の財布ということもありますし、
専業主婦(夫)でも、働き手にある程度の裁量が与えられている場合と、完全定額制の場合もありますね。
ちなみにやまちゃんちは、ざっくりと3万という目安がありますが、
常識の範囲内なら自由に使うことができるようになっています。
この辺の家計管理の手法については、また別の機会に。
さて、今回はサラリーマン(会社員)のお小遣いの話です。
ふと「みんないくらもらってるんだろう?」と思って調べてみると、面白い調査がありました。
中身的にも色々考えることができる材料なので、私見も交えつつ内容を要約して紹介してみたいと思います。
それではいきましょう。
調査は、新生銀行が6月29日に公表した「2021年サラリーマンのお小遣い調査」です。
詳細な調査データは新生銀行のホームページで見られます。
2021年4月16~19日のインターネットによる調査
全国の会社員男女・パートやアルバイトの男女(20~50代)から計2718人のサンプル
年代に偏りが出ないよう、それぞれ25%ずつのサンプルを抽出
年代による偏りがないので、「高収入の年配者に引っ張られて平均値があがっている」といったデータではありませんね。
質問項目はお小遣いに限らず、多岐にわたります。
サラリーマンのお小遣い
サラリーマンの昼食事情
サラリーマンの飲み事情
新型コロナウイルスによる働き方の変化 ・・・などなど
お小遣いを中心に、非常に幅広い話を聞いています。
平均年収などの統計や調査はありますが、こういう風に生活に密着しているような調査は見ていて面白いですね。
では、さっそく細かい中身を見てみます。
20~50代の男性会社員の2021年の平均のお小遣い額は、3万8710円です。昼食代も込みです。
2020年よりも709円減少しました。
面白いのは、給料が低いはずの20~30代の方がお小遣いが多く、40~50代の方が少ないことです。
年代別にみると、20代の平均は4万5581円、30代が4万710円と平均を上回る一方、
40代は3万3205円、50代は3万5674円で、いずれも平均より下です。
日本のサラリーマンの悲しい現実が見えるぜ・・・
これはある意味当たり前かもしれませんね。
結婚、子供の出産、マイホーム購入、子供の就学・・・とライフイベントを積み重ねるにつれ、家計からの固定の出費はどんどん上がります。
日本の会社は年功序列で給料があがっていくところもありますが、固定の出費の増加率には追い付かないんでしょうかね。
結果、働くお父さんのお小遣いは減っていく・・・。がんばれ、日本のお父さん。
時系列でみると、さらに悲しい現実があります。
20、30代は2020年の平均と比べると、お小遣いが約5千円ほど増加しているんですが、40代と50代では減少しています。
新型コロナウイルスの流行のせいで様々な要因が考えられるので、なかなか読み解きが難しい数字ですね。
一つ考えられるのは、賞与、いわゆるボーナスの影響でしょうか。
ボーナスの計算は、毎月もらっている基本給をベースに計算する企業が多いので、コロナによる不景気のボーナスカットは、基本給が多い40~50代の方が減る額が大きくなるわけですね。
背景はいろいろあるかもしれませんが、日本のお父さんの財布事情はどんどん不景気になっているのは間違いなさそうです。
では、女性はどうでしょうか。
同じく20~50代の女性会社員の2021年の平均お小遣い額は「3万4398円」です。
男性よりも4312円低い水準です。ただ、2020年よりも544円増えています。
女性も、男性と似た傾向ですね。年代が上がるにつれ、お小遣いが減っています。
20代は3万7589円、30代は4万276円でともに平均を上回り、
一方の40代は3万2086円、50代は2万7907円で平均を下回ります。
50代だけがくっとお小遣い額が下がりますね。平均との差は6491円にもなります。
ライフイベントによる固定費の増加という背景は女性にも共通だと思うんですが、それにしても50代の下がりは気になります。
男性会社員50代も平均より低いお小遣いに甘んじていましたが、日本の女性会社員はさらに低いお小遣いで生活しているようですね。
これをもって「男尊女卑社会だ!」なんて言うつもりはありませんが、やはり男性の方が優位な社会である印象を受けるのは否めないですね。
さて、お次は昼食代についてですね。
個人的には、この数字も面白かったです。というか、意外でした。
男性会社員の平均は649円(前年比64円増)、女性会社員の平均は590円(前年比7円増)です。
コロナの影響でみんな節約してるに決まってるわ
なんて思ってましたが、逆です。女性に関しては微増ではありますが、増加は増加です。
こちらも年代によって違いはありますが、お小遣い額に比べると大きな差ではありません。
男女いずれも20代が平均を大きく上回り、その他の年代は平均並みか、それ以下のランチ代になります。
20代の男性諸君は良いものを食べていますね。
ただ、私もアラサーとはいえまだ20代です。
体力もありあまっており、おなかいっぱい食べようと思うと多少お金がかかるのもわからなくありません。
コロナの金余りで投資熱が高まっていることが注目されていましたが、もしかしたらちょっと豪華なランチ代としても消費されているのかもしれません。
調査では、前項のランチ代の回答も踏まえた上で、「前年と比べて昼食代は増えたか減ったか」という質問をしています。
男性会社員は、「増えた」が5.0%、「変わらない」が78.5%、「減った」が16.5%です。
女性会社員は、「増えた」が4.5%、「変わらない」が70.7%、「減った」が24.8%です。
割合でみると、男性も女性もランチ代を増やした人よりも減らした人の方が多いんですよね。
しかも、女性で「減った」と回答した人は、男性よりも8.3ポイントも多くなっています。
この読み解きも難しいですね。ランチ代が増えた人の方が割合は少ないのに、前項の平均ランチ代は増えているわけです。「ランチ代が増えた」と回答している一部の方が、平均を吊り上げるほど豪華なランチを食べたのでしょうか・・・。
普段は会社の食堂だったり、会社があるビジネス街の安い定食屋だったりで食べていた人が、
在宅ワークになったせいで自宅そばのちょっと良いレストランや高くつくコンビニ弁当を食べざるをえなくなった・・・。こんな想像もできますね。
私自身は、コロナの感染防止のため外食を減らし、自宅での食事や弁当を増やしたため「減った」の人ですね。
実際調査でも、「減った」と答えた人の多くは男女ともに「お弁当を持参する頻度」「在宅勤務時にお昼を作る頻度」が増えたことを理由に挙げています。
いかがでしたでしょうか。
何となく調べるだけのつもりでしたが、思わず新生銀行の調査結果が面白かったので紹介させていただきました。
新型コロナの感染流行が長引き、業界によっては賞与や基本給が下げられています。
平均お小遣い額が減少した一方、平均のランチ代は増加するなど、お小遣いの使い道まで変化しているのは興味深いですね。
この新生銀行の調査ですが、読み込んでいくと他にも色々面白い項目があります。
興味のある方はぜひ、新生銀行のホームページを見てみてください。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました!