どうも、みなさん!!やまちゃんちのパパこと、もってぃです。
ココナラでサービス提供中のブログ記事添削のお時間です!!
今回、ブログ仲間で、twitterのフォロワーさんでもある柚さん(@cederno1)が、ブログ記事添削にモニター応募してくれました。
ありがとうございます。
「ブログ添削サービス」の中身を見てみたい人
文章の書き方や情報のまとめ方について、実践的なアドバイスを見てみたい人
柚さんご本人
ココナラで提供中のサービスについては、別途記事があります。
興味のある方は、以下のリンクからどうぞ。
新聞記者のブログ記事添削!! ココナラで新サービス始めました
実際に、柚さんのブログの記事を見ながら、柚さんの文章のクセや、今後意識すべきことについて考えていきます。
それでは、いきましょう。
今回添削させていただくのは、柚さんが管理するブログ「YUZUBLOG」になります。
車中泊で日本一周した経験を生かして、車中泊をする際のポイントや、各地のスポットを紹介されています。
不妊治療の経験も記事にされています。
「車中泊」「不妊治療」という明確なテーマがあるので、ブログの読者層がかなり見えやすい印象を受けました。
そんな中で、今回記事の添削を依頼されたのは、「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」という記事になります。
では、この記事の文章から、筆者である柚さんの文章のクセや情報のまとめ方を見ていきましょう。
記事内容は、柚さんの趣味であるプランターの回りに発生した「クロバネキノコバエ」と、柚さんの攻防を描いた記事になります。
経験談がベースとなっており、水やりの量を減らしたり、乾燥とうがらしを使ってみたり、柚さんが試した様々なコバエ対策を紹介しつつ、最も効果のあった「玉砂利」の活用法を提示してくれる記事でした。
では、この記事全体を通して見えた柚さんの文章・情報のまとめ方のクセを見てみましょう。
この記事からわかったのは、以下のようなことでした。
- 伝えたいことは最初に持ってこよう
- 一文が長くなりがち
- 表記の揺れが見える
情報のまとめ方にも、次のようなクセが見えました。
- 読者が気になる部分の情報が抜け落ちがち
- 情報の取捨選択を意識してみよう
総じて言えるのは、柚さんが「真面目で、心配性」な記事を書いているということです。
恐らく、柚さんは一度文章を書いた後に、「やっぱりこの話も書き足そう」「この一文も挿入しよう」と手を入れるタイプの書き方をしていると思います。
こう感じるのは、全体を通して崩れている文章がないにも関わらず、所々に「ん?」と感じる一文や表現が出てくるからですね。
一度、かちっと構成を固めたら、後から余計な要素を足さないように心がけてみてください。
以下の記事が参考になると思います。
文章に慣れていない人が、文章を書き上げる前に「あれもこれも」としてしまうと、
所々で文章が崩れてしまいます。
次に記事を書き上げる時には、最初に固めた構成やキーワードを崩さないよう意識してみてください。
では、YUZUBLOGから表現を引用しつつ、クセを一つずつ確認していきましょう。
公開添削記事の性質上、ご依頼のあったブログから文章を引用をすることが多々あります。
ですが、ブログ管理者様が添削・アドバイスを受け、記事の中身をリライトしている場合があります。
このため、必ずしも引用元の文と当記事内の表現が一致しないこともあることをご承知おきください。
まずは、文章のクセについてです。
今回感じたのは、次の3点です。
- 伝えたいことは最初に持ってこよう
- 一文が長くなりがち
- 表記の揺れが見える
一つずつ、細かく見ていきましょう。
文章全体の構成に関わる話です。
伝えたいことは、記事の冒頭部分に書いておくようにしましょう。
今回の記事では、コバエとの戦いを時系列で描いているせいで、
「おすすめは玉砂利」という伝えたいことが一番最後にきてしまっています。
最後まで文章を読まないと正解がわからないのは、読者にとってはかなり負担です。
途中の文章を読み飛ばされる可能性が高まりますし、
なかなか結論が見えないために途中でブラウザバックをされてしまうかもしれません。
まずは読者に「何を書いているか」を伝えることを意識しましょう。
詳細な説明は最後に持っていってもいいので、まずは記事の冒頭部分に
私がたどり着いた最良のコバエ対策は、「土の上に玉砂利を置くこと」でした。
その方法にたどり着くまでの、私とコバエとの戦いの経緯をご紹介します。
といった一文があるだけで、かなり親切な文章になります。
時系列の体験談を書く際にも、冒頭部分に「伝えたいこと」をもってくることを意識してみてください。
このことについては、以下の記事でも解説しています。参考にしてみてください。
柚さんの文章の中で、多々見えるのが「長い一文」でした。
例えば、次のような一文です。
調べたときに「特に何も悪いことはしないコバエ」と書いてあったので多めに見ていましたが、ついに耐えがたいほどまで増殖していたので、翌日からできるだけ農薬を使わない自然な方法で退治することを決めました。
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
「~だが」「~ので」で文章をつないでいますね。
文章としては、3つに区切ることができます。それを2回つないでいるわけですから、かなりボリュームのある一文になっています。
このような長い一文は、読者にとって負担になります。
文章の最初に何が書いてあったのかを頭に置きながら、文末まで読まないといけなくなるからですね。
例えば、こういう風に区切るのはいかがでしょうか。
調べたときに「特に何も悪いことはしないコバエ」と書いてあったので、多めに見ていました。
ですが、ついに耐え難いほどまで増殖してしまいました。
もう我慢ならないので、翌日からできるだけ農薬を使わない自然な方法で退治することを決めました。
一文を区切るだけでも、すっきり読めるようになりますよね。
ちなみに、この記事中で一文の長さが気になったのは、他には以下のような部分でした。
調べてみると、クロバネキノコバエも他のコバエ同様、じめじめした場所、土が好きだということだったので、植物の成長期に申し訳なさを感じつつも、水やりをできるだけ減らしました。
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
クロバネキノコバエは朝9時~10時が活発に行動する時間なので、仕事に行く前にひたすら叩き、帰宅して動きが活発化していないときにもひたすら叩き、つぶしました。
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
どちらも、いくつかの文に分けてすっきりとさせることができそうですね。
このような接続詞を多く使ってしまう文章については、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
先ほどご紹介したのと、同じ記事になります。
クロバネキノコバエは5㎝くらいのところに卵を産むようなので、思いっきり乗せてください。
5㎝以上のせると、びっくりするくらいピタッといなくなります!
購入するときは、思い切って10キロ単位で買うのをおすすめします!
ちなみに、私が購入したのはこれ!!↓↓
~アフィリンク~
大きさは5㎜~8㎜くらいが隙間ができにくく、オススメです。
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
わかりやすいように、表記の揺れがある部分に色をつけました。
表記の揺れというのは、同じ文章内の同じ言葉なのに、漢字やひらがな、カタカナと表記がばらばらになることです。
引用した部分は割と短い文章ですが、その内3つの表記の揺れがあります。
- 「おすすめ」と「オススメ」
- 「乗せる」と「のせる」
- 「cm」(アルファベットの単位)と「キロ」(カタカナの表記)
これは、文章を読み直すときの「校正・校閲」で気づくことができるクセですね。
校正・校閲をするときのコツは、以下の記事を参考にしてください。
私の知識不足なので確実に断言できないのですが、恐らく絶対やってはいけない誤字があります。
プランターの隣に、土の休憩ボックスを作っているのですが、そこの中から「差し木する土を入れて差し木をしました」。日差しも少しづつ強くなっていたので、直射日光の当たらない、室内の窓辺に置きました。
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
この中にある「差し木」ですが、ネットで調べる限り「挿し木」ではないかと思います。
もし、こういう漢字表記もあるのなら読み飛ばしてください。
今回この記事を読む読者がどんな人なのかを考えてみたら、
恐らく柚さんと同じくプランターを趣味としている人なはずです。
つまり、ある程度の専門用語や知識をもっている人ですね。
そのような読者が、プランターの用語でもある「挿し木」の誤字に気づいたらどう感じるでしょうか。
あ、この筆者実は詳しくないな
と思われかねません。
ある特定の分野についての話を書くのなら、読者もその分野に興味のある人がメインです。
そのような記事の中で、分野の専門用語に誤字があると、記事そのものの信頼性がなくなりかねません。
ちょっとでもあやふやな気がしたら、しっかりと調べて確かめるようにしましょう。
なんども言いますが、私の無知なら申し訳ありません。
では、今度は情報のまとめ方で気になるクセを見ていきましょう。
今回気になったのは、次の2点です。
- 読者が気になる部分の情報が抜け落ちがち
- 情報の取捨選択を意識してみよう
それぞれについて、詳しく見ていきます。
家で大量発生しているのは「クロバネキノコバエ」でした。
コバエとわかると、今まで以上に気になるようになり、必死になってパチンパチンと手でつぶしていました。
しかし、このキノコバエ、よく見る赤いコバエ(ショウジョウバエ)と違って、すばしっこくてなかなか捕まえられない
YUZUBLOG「プランター・観葉植物周りに大量発生したクロバネキノコバエの対処方法」より
冒頭部分にある文章ですね。
ですが、冒頭で一番やってはいけない情報のまとめ方をしています。
クロバネキノコバエがどういうハエなのかがわからない、ということですね。
「まぁコバエなんだろうな」と読み飛ばすこともできるのですが、その後に「よく見る赤いコバエとは違って」と続いてしまうので、
「え?じゃあどんなハエなの?」という疑問が生まれてしまいます。
そして、この記事では最後までどんなハエなのかの説明はありません。
読者の頭に「?」が浮かぶと、途端に読者は文章を読むのをやめてしまいます。
ですから、文章を書く際には、読者に疑問を与えないことが大事なわけです。
今回の場合だと、そもそもクロバネキノコバエという情報を与えないか、
与えるとしても「普段見るコバエとは何が違うのか」をきちんと説明しましょう。
恐らく、柚さんの頭の中には答えがあると思います。
ですが、それが文章で説明されていないので、読者が置いてけぼりになってしまっているんですね。
文章を読み直すときに、「読者が気になってしまう部分がないか」という視点からチェックすることを心がけてみてください。
話は、先ほどのクロバネキノコバエに戻ります。
この記事を最後まで読んだ私の感想はこうでした。
最初に「 クロバネキノコバエ 」の名前を出す必要あった?
です。
最後まで読んだのですが、今回柚さんが描いているのは一般的な「コバエ」にも使える対処法だと思います。
実は、わざわざ「クロバネキノコバエ」という名前を出して説明する必要はなかったのではないでしょうか。
ブログ記事を書くに当たって、まずは「何を伝えたいのか」をはっきりさせてみてください。
それを伝えるために、どんな情報が必要なのかを整理した上で記事を書き始めましょう。
先ほども紹介している記事ですが、以下の記事を参考にしてみてください。
【新聞記者が教える】素早く書ける文章構成術【ビジネス文書・ブログもOK】
以上が、YUZUBLOGの記事を読んで感じた柚さんの文章の書き方・情報のまとめ方のクセでした。
それを踏まえた上で、柚さんは今後以下のようなことに気をつけて記事を書いてみてください。
- 最初に伝えたいこと、それを伝えるために必要なキーワードを整理する
- 書きながら文章を書き足したりしない。書き足すなら、最後に全体のバランスを見ながら。
- 体験談でも、最初に「こんなことを書く記事だよ」がわかる一文を書く
- 一文を長くしてしまう時がある。できるだけ文を区切る意識を持つ
- 表記の揺れや誤字がある。書き終えた後の確認作業を慎重にしよう
まずはこの5つのことを意識してみてください。
恐らく、記事の構成や文章の書き方がかなり変わってくるはずです。
もしいまいちどういう意識を持てばいいのか分からない場合は、各項に添えた「文章の書き方」記事を参考にしてみてください。
いかがだったでしょうか。
偉そうに講釈をたれましたが、YUZUBLOG、面白いです。
最近「バンライファー」が注目されることも増えてきて、車中泊にスポットライトが当たることも増えました。
そんな中、実際に車中泊で日本一周をした経験は、他のブロガーにはない強みだと思います。
車中泊について調べようとする人は、これから車中泊をしたいと思う人か、同じく車中泊をする人だと思います。
車中泊をしたいと思っている人に向けては、車中泊に必要な道具、心構え、駐車位置の注意といった入門編的な情報がまとまっている記事があれば読まれると思います。
一方、車中泊をする人が欲しているのは、各地の車中泊スポット、おすすめのメンテナンス、車種といった情報でしょうか。
柚さんの経験は、そのどちらの記事も書く上で貴重な経験だと感じました。
私も仕事柄、泣く泣く車中泊をするハメになることがあるのですが、
それを楽しみにしつつ、アウトドアとして楽しむ人の実態を知りたいですね。
そういう意味では、 今はコロナで難しいのかもしれませんが、個人的には今後「車中泊旅行記」みたいなルポ記事も読んでみたいと感じました。
柚さんの記事、楽しみにしております。
今後も、ブログ仲間として一緒に頑張りましょう!!
と、いう訳で、公開ブログ記事添削でした。
柚さん以外にも、
あれ・・・?俺も同じような文章書いているぞ?
と思った方もいるかもしれませんね。
文章のクセは、一度気づくことが出来れば意識することで直せるものです。
ぜひ、読みやすく、わかりやすい文章を書けるよう、頑張りましょう。
もし「私も添削してほしい!」という方は、ぜひココナラのサービスをご利用ください。
それでは、今回はこの辺で。ありがとうございました!!