みなさん、どうも!やまちゃんちのパパこと、もってぃです!
![もってぃ](https://i0.wp.com/yamachan-chi.com/wp-content/uploads/2021/07/57d8d1d6f9fd9d470662d7befdf4501e-e1626144003656.png?w=880&ssl=1)
筋肉と文章には真面目に向き合ってきました
私はいわゆる新聞記者という仕事についています。
毎日、誰かに話を聞き、写真を撮り、記事を書く。
そんなことを続けて7年目になりました。
これまでに、2千以上の新聞記事を書いています。
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新聞記事を書くということには、伝えたい情報や出来事、体験がまず前提にあります。
その上で、その「伝えたいこと」を、限られた字数の中で最大限に伝える工夫をし、記事を書いています。
では、その工夫とはなにか。
それは、「5W1H」という考え方です。
今回の記事では、実際に私が新聞記事風の文章の書き方をお見せしながら、
5W1Hを有効に使った、情報や体験の伝え方をご紹介します。
文章の書き方としての紹介ではありますが、
この5W1Hの考え方をマスターすれば、
情報を整理したり人と話をしたりするときにも、
すっきりと要点をまとめ、伝えることができるようになります。
文章を書いたり、話している途中に何を伝えているのかわからなくなってしまう人
プレゼンテーションや文章で、人に何かを「伝える」のが仕事の人
結婚式のスピーチなど、読み上げる原稿を作ろうとしている人
では、いきましょう。
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まず、言いたいことが「伝わる」文章と、「わかりやすい」文章には違いがあることを認識しましょう。
私は、別の記事で「わかりやすい文章」についてもご紹介しています。
ですが、この「わかりやすい」文章と「伝わる」文章は別物です。
言い換えれば、わかりやすいからといって伝わる文章ではないということです。
逆に言えば、伝わるからわかりやすい文章という訳でもありません。
それはなぜか。
言いたいことを伝えられる文章というのは、情報量が多くなるためです。
上手に言いたいことをまとめている文章ほど、一文一文の情報量が多くなります。
その分、読者の読む行為には負担が生まれます。
一方、わかりやすい文章を書くときに重視するのは、読者の読む行為の負担を減らすことです。
ですから、一文に情報を詰め込みすぎないようにしますし、
遠回りでもわかりやすい表現を使います。
つまり、「伝わる」と「わかりやすい」は重視している点が正反対ということですね。
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でも、言いたいことも伝わるし、わかりやすい文章を書きたいよ・・・
そんな思いを持つのもわかります。私もそう思っていました。
ですが、今まで文章と向き合ってきた経験から断言できます。
「伝わる」と「分かりやすい」のどちらも完璧な文章を書くことは不可能です。
だから、私たち文章の書き手がすべきなのは、
「伝わる」と「わかりやすい」のバランスをどうするかを考えることです。
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より情報や体験を伝えようとすれば、文章はわかりにくくなり、
わかりやすい文章を書こうと思えば、伝わる情報の密度が薄くなっていきます。
この2つの適切なバランスは、
あなたが今どのような文章を書こうとしているかによって変わってきます。
新聞記事なら、「伝わる8:2わかりやすさ」でいいでしょう。
結婚式のスピーチなら、「伝わる4:6わかりやすさ」くらいでしょうか。
専門的な論文なら、「伝わる10:0わかりやすさ」でもいいかもしれません。
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せっかくならバランスも知りたかったよ
という読者の期待に応えられず、申し訳ありません。
ですが、どんなバランスの文章でも、必ず外してはいけない要素があります。
それが、5W1Hです。
どんなにわかりにくい文章であろうと、
この5W1Hがあれば、最低限の情報は必ず伝えることができます。
逆に、わかりやすさを考えるあまり、5W1Hの要素を外してしまえば、
中身の薄い文章になってしまいます。
つまり、すべての文章の基本になるのは、
この「5W1H」という考え方ということです。
5W1Hの重要さをわかったところで、
そもそも5W1Hとは何かを学んでいきましょう。
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5W1Hとは、以下の英単語の頭文字を集めた表現です。
- When いつ
- Where どこで
- Who だれが
- What なにを
- Why なぜ
- How どのように
この6つの英語です。これらをまとめて5W1Hと呼びます。
小難しい言い方をすると、疑問詞と呼ばれる種類の単語です。
人にものを尋ねるときに使う言葉ですね。
はい。勘のいい諸君は気づいたのではないでしょうか。
人にものを尋ねるときに使う言葉ということは、
これらに答える内容が文章に含まれていれば、「他人が尋ねたくなること」に答えられる文章になる、ということです。
情報や体験が伝わる文章になる、とも言い換えられます。
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厳密に言えば他にも疑問詞があるので、5W1Hだけですべての情報を伝えられるわけではありません。
ですが、この5W1Hを盛り込んだ文章を作ることが、
情報や出来事を伝えるための一番の近道なのは間違いありません。
この5W1Hを「これでもか」と詰め込んでいるのが、
新聞記事です。
実際に伝えたい情報や出来事があるときに、
どのように5W1Hを文章に盛り込んでいくのかを見るいいお手本になります。
実際に私が「伝えたいこと」を元に新聞記事を書いていくので、
5W1Hの盛り込み方を考えてみましょう。
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それでは、新聞記事にどのように5W1Hを盛り込んでいくかをみていきます。
実際の新聞記事を用いるのは著作権的にアウトなので、
新聞記事「風」の例文を作り上げていきます。
「風」とは言っても、実際に私が新聞記事を書くときの手順やルールはしっかり守ります。
今回の「伝えたいこと」は、以下の情報です。
- やまちゃんちのパパが、逮捕された
非常にシンプルな一文ですね。
とってもわかりやすい一文です。
ですが、わかりやすい一方で、情報がほとんど伝わっていないのに気づくでしょうか。
この文を見たときに、以下のような疑問が浮かぶはずです。
- いつ逮捕されたの?(When)
- どこで犯罪をしたの?(Where)
- だれが逮捕したの?(Who)
- なにをしたの?(What)
- なぜ逮捕されたの?(Why)
- どのように逮捕されたの(How)
わかりやすいようにまとめましたが、
他にも「そもそもどこでなにしてたの?」といった疑問も浮かんできます。
新聞記事は「やまちゃんちのパパが逮捕された」という事実を伝えるために、
決められた行数の中にこれらの5W1Hの要素を詰め込んでいきます。
では、新聞記事を作っていきましょう。
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「5W1H」と横並びで紹介していますが、
最も重要なのは「5W」です。
まずは、この5Wをしっかり書き込んでいきます。
だれが(Who)、いつ(When)、 なぜ(Why)、 なにを(した、What)という4要素を入れました。
やまちゃんちのパパこともってぃが逮捕されたのは分かっていましたから、
実質「だれ」「いつ」「なぜ」の3要素だけを追加しました。
これだけでも、情報量はだいぶ増えましたね。
さらに情報量を追加してみます。
今度はなにを(言っているか、What)、いつ(When)、どこで(Where)、なぜ(逮捕されたのか、Why)を足しました。
たった二段落で、5Wの疑問に答えることができました。
他にも気になることは残りますが、たった二段落の中に情報が詰め込まれています。
このように、5Wを徹底的に伝えるよう意識すれば、
たった二段落でも伝えたいことを伝えきることができます。
ただ、このような情報を詰め込み方をすると、
いかんせん読みにくい文章ですね。
マーカーをつけていない例文をご用意するので、もう一度読んでみてください。
すっきりと情報はまとまっていますが、
情報を読み取るのに頭を使い、疲れる感じがしませんか?
これが、「伝わる」けど「わかりにくい」文章です。
ですから、わかりやすい文章にする必要があるんです。
この文章をもとに、わかりやすい文章のコツを意識していくと、
「情報も伝わりつつ、わかりやすい」といったバランスのいい文章を書くことができるようになるわけですね。
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場合にもよりますが、どのように(How)という要素は、
5Wよりも情報としての優先度は落ちます。
ですから、5Wを優先的に盛り込んだ上で、
後から1Hを足すという意識で構いません。
先ほどの例文に、1Hを足してみましょう。
どのように(逮捕されたのか、How)を足しました。
このようにHowは、
「あった方がより詳しい状況が分かるけれども、なくても大丈夫」な情報であることが多いです。
ですから、何かを伝えようとするときには、まずは5Wを優先するクセをつけましょう。
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最初にもご説明しましたが、
この5W1Hの考え方は文章を書くときだけではなく、
人に口頭で何かを伝えるときや、プレゼンテーションのために情報を整理するときにも使えます。
まず、「何を伝えたいのか」を明確にして、
それに対して自分で5W1Hをぶつけてみましょう。
それに対する答えを話やプレゼンの資料の中に盛り込むことができるようになれば、
あなたも立派な伝え上手です。
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話が上手な人は、語り口調が面白かったり聞き取りやすかったりするだけではなく、
会話の中にこの5W1Hを自然と盛り込める人です。
逆に言うと、話が苦手な人は、5W1Hではない要素を熱心に話そうとするあまり、
結局自分が何を言いたかったのかがわからなくなってしまいます。
いきなり実践練習というのも難しいですから、
まずは日常生活の中で題材を見つけ、5W1Hを整理した上で話す練習をしてみましょう。
もちろん、文章でも構いません。
その練習を積み重ねる内に、
話しながらでも、文章を書きながらでも自然と5W1Hを言葉の中に盛り込んでいくことができるようになります。
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いかがだったでしょうか。
私が大学を卒業して社会に出たとき、
最初に思ったのは
![もってぃ](https://i0.wp.com/yamachan-chi.com/wp-content/uploads/2021/07/57d8d1d6f9fd9d470662d7befdf4501e-e1626144003656.png?w=880&ssl=1)
意外とみんな「伝える」ことが苦手なんだな
ということでした。もちろん、私も得意ではありませんでした。
それはそのはずなんです。
どうすればうまく物事や情報を伝えられるかなんて、
学校では教えてくれません。
国語の時間の作文だったり、自主的に本を読んだりする中で自然と身についていくものだからです。
今回の記事では、その自然と身につくテクニックを、
学校の授業のように、誰でもわかる形を意識してまとめました。
もしわからないことがあれば、
お気軽にページ末のコメントや、お問い合わせページからご連絡ください。
いつでも、お力になります。
この記事で、5W1Hについて理解できた人は、
「わかりやすい」文章の書き方にもチャレンジしてみてください。
わかりやすい文章を書くコツを紹介した記事を含んだまとめ記事はこちらです。
興味があればぜひご覧下さい。
これらの記事が、みなさんのお役に立てれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました!